座布団

私達が高校の頃って人数も多かったですね。
だから同級生の女子は教室も違うわ、階も違うわでほとんど解りませんでした。(お互いですね)
卒業式の日に胸にカーネーション付けてるのを見て、初めて同級生と分かった女子も沢山居ました。
この回想集に投稿された「歴史の授業」で女子班の雰囲気がよく表れていて面白かったです。

男の教室は埃っぽいし殺風景。
殺風景な景色の中で目を引くのが椅子にひいてるカラフルな手作り座布団(イニシャルが眩しい、笑)
モテなかった私には最強のアイテムに見えました。??

ある日私の椅子に、見たことない座布団が!
「何で?貰った覚えないのに???」
イニシャルを見たら確かに私のイニシャルです!
「マジで?」(ちょっと期待)
半信半疑で眺めていると、〇〇〇がやって来て、「悪い、それ俺の…」と言って持って行ってしまいました。
「あ、あいつ俺と同じイニシャルだ…」と、すぐに納得。
真相は、何かの拍子に座布団が外れて廊下に落ちてたみたいで、拾った子がイニシャルを見て、私の椅子に置いた…らしいです。
でも、イタズラだったかも知れません。(笑)
一気に力が抜けた覚えが…?

とりあえず、モテる男は羨ましい!
それでも「俺には소조がある!」と強がっていた青春の1ページでした。